自己主張訓練をする 〜アサーショントレーニング〜



相手の顔色や立場を意識しすぎて、いつも自分のことは後回し。


自分の考え方や気持ちを相手に伝える努力もしないで、「私さえ我慢すれば・・・」とか「人に悪く思われたくないから・・」「どうせ聞いてもらえない・・・。」などと、自分の権利を放棄してしまっていませんか?


自分の本心を抑圧して我慢した感情は必ずいつか形を変えて現れます。


「あんなに我慢してやったのに」否定し続けた自分の感情はへそを曲げ、相手を恨んだり、自分より弱い者への八つ当たり、恩着せがましい態度、かんしゃく。


その不愉快な感情は積もり積もって心の問題へと変化していきます。


でも考えてみてください。それは誰が製造した感情でしょうか。
あの時「NO!」の一言が言えなかったのは誰でしょうか。
       アサーションとは・・・

*自己表現という基本的人権を認めることにあります

*自分の権利のために立ち上がり、同時に相手の権利も考慮する自己表現。

*自他の権利を侵さない限り、自己表現をしてよい権利



       アサーション権

*
罪悪感や利己的な感じを持たずに依頼を断る権利が ある。

*私たちは聞いてもらいたい時、真面目に受け取って もらいたい時、それを要求する権利がある。

*つきあいを要求されても一人になる権利がある
 

*「決断をする時に非倫理的である権利がある。

*私たちは誰もが、他人の期待に応えるかどうかなど、 自分の行動を決め、それを表現し、その結 果につい て責任を持つ権利がある

*他人と違っても良い権利がある。

*私たちは誰でも過ちをし、それに責任をもつ権利があ る。

*私たちは自己主張をしない権利もある。
                         等々





自己表現の3つのタイプから自分はどのタイプかを考えて見ましょう。
                                      <Wolbe Joseph>

1・攻撃的な人 アグレッシブ(Aggressive)
       
  私はOK、あなたはOKでない。
     
 自己中心的な人。一歩的に考えを押し付ける。
 
2・アサーティブな人 (Assertive)
 私はOK.、あなたもOK。
 何事も協調しながら、自分の考えをきちんと伝えられる人

3・非主張的な人 ノンアサーティブ(Non-Assertive))
   私はOKでない、あなたはOK.。
 引っ込み思案で遠慮がちで、非主張的な人

*「私はOK、あなたはOK」についてはOK牧場のぺージをご覧ください。


3つのタイプの自己表現一覧表


1・攻撃的な人
(Aggressive)

他者否定的
尊大
操作的
威圧的
相手に指示する
相手を見下す
相手を従わせる
相手は無視
他人のせいにする
押し付けようとする


2・アサーティブな人
 (Assertive)

自他尊重
率直
自発的
積極的
自分の責任で行動
自他を大切にする
歩み寄ろうとする
自他の気持ちに聴く
柔軟に対応する
正直に表現してみる


3・非主張的な人
(Non-Assertive)

自己否定的
引っ込み思案
依存的
消極的
相手に任せる
相手をたてる
相手に従う
顔色をうかがう
弁解がましい
黙っている




Lesson  ロールプレイで断り名人になりましょう。

あなたはこんな時、どうやって断りますか?


 1. 大雨でタクシーの順番を待っている時に横から割り込まれました。
    あなたならどうしますか。
    A 「おい、なんで割り込むんだよ!!」と怒鳴る。
    B 「すみませんが、順番に並んでいるので順番を守ってもらえますか」
    C 黙って割り込まれるまま、諦める。
 

 2. スーパーで買い物をしたら、レジの間違いでお釣りが足りません。
    あなたならどうしますか。
    A 「ちょっとお釣り違うんじゃないの!!」と店員を怒鳴りつける。
    B 「私の思い違いかもしれませんが、お釣りを確認していただけますか」
    C 足りないことに納得いかなくても言いづらいので諦める。


 3. 会社で自分がやっていないことで上司に濡れ衣を着せられました。
    あなたならどうしますか。
    A  「やってられるかよ!あんたがやったんだろ!」と胸倉をつかむ。
    B 「私には覚えのないことです。一度きちんと調べてもらえますか。」
    C 相手が上司だし、何も言い返せないので、疑われたまま辞める。


 4. 同窓会で5次会に誘われました。そろそろ帰りたいのですが・・。
    あなたならどうしますか。
    A 「私はもう帰るわね、さようなら」
    B 「明日仕事もあるので私はこの辺で。皆さんは楽しんでくださいね」
    C 明日の事を気にしながらも、解散と言われるまでダラダラと付き合う


 5. 友達数人と食事をすることに。パスタか和食かで意見が別れました。
    A  「私は絶対和食!ね、いいでしょ!」
    B  「実は昨日パスタだったの、出来たら和食が食べたいな」
    C  みんなが決めたものに「私も・・。」と従うだけなので黙っている。


さあ、どうでしょうか・・・。
もう分かりましたよね。
Aが攻撃的な人 
Bがアサーティブな人 
Cが非主張的な人のパターンです。
あなたはどんな人になりたいですか?

攻撃的な人は何かお願いされても、その理由を撃破で応戦してきます。
アサーティブな人は、成功する断り方を心得ています。
非主張的な人は、依頼するときも断る時も弁解がましく自分を正当化するための言い訳が多くなります。

怒りの感情はマイルドな程度のうちに表現しておけば無理なく抑えられます。
けれども非主張的な人にはそれさえもがとても困難なことです。
中程度の怒りになった時には「やめてほしい」ということをはっきり伝えておけば嫌なことが度重なったり、たまったりすることを防ぎやすくすることは出来ます。
多くの場合は、「NO!」が言えないことから不満をため、行き場をなくした怒りが爆発してしまうのです。


   アサーション権はよりよい人間関係のための基礎です。
   人との信頼、思いやり、親密さなどを育んでいくには、
   誰もがアサーション権を知り、そこに確信を持つことが大切です。
   すなわち「アサーション権」を認めることから出発するわけです。


*攻撃的になる前に是非「アサーション権」のことを思い出してください。

どうしてもアサーティブに言えない人には理由を一切つけないで断る方法があります。
それは相手(攻撃的な人)に攻撃目標を与えず、自分の本心だけを率直に伝える話術です。それがアイメッセージです。


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