ゲームは次のような公式をもとに進行していきます。 |
心理ゲームの公式
C(Con)+G (Gimmick)=R (Responese)→S (Swich)→X(Cross‐up)→ P.O.(Payoff)
仕掛け人 + カモ = 反応 → 役割の交替 → 混乱 → 結末
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仕掛け人・・表面的なメッセージの裏に隠されたメッセージを相手におくります。
カモ・・・弱点を持つ相手、パートナー、子供など
反応・・・仮面的交流・相手がそれを受け取る
役割の交替・・ワナ、カモを捕まえるための仕掛け、誘ったカモをワナにはめる。
混乱・・・お互いの食い違い、隠れたメッセージを伝える。「人格否定」
決末・・・イヤな感情を味わう、(イライラ・怒り・悲しみ・絶望)、ああやっぱり・・、 |
人は何故ゲームを繰り返すのか・・。
ゲームの結末には必ず不快な感情を伴います。
それなのに人はなぜ、あえてゲームを繰り返すのでしょうか。
ゲームは人生態度が「OKでない」構えの人が用いる防衛の手段ともいえます。
a.慢性のストローク不足(愛情不足)の人は、
無視をされるよりはましなので、マイナスのストロークでもいいから
ゲームを演じることによって、手に入れようとします。
b..日常的に意味を持ってゲームを演じている人をバーンは、
「ひねくれ者(the sulik)」と「のろま(the jerk)」、
あるいは堅物(the square)」の2種類であると言っています。
c.ゲームは人との時間を過ごすのに役立っていて
親密な交流は現実にはなかなか望めないことが多いので、
ゲームが望ましくないとわかっていても繰り返してしまうのです。
d.ゲームは自分の苦手な人や、
恐怖になる人間関係を自分のまわりから排除したり、親交を回避したり、
放棄するのに役立つ時もあります。
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ゲームは幼児からの成長過程で親や兄弟、家庭環境などから取り入れて、
身につけてしまったものであり、
交流分析でいうところの(基本的構え)が
自他否定・自己肯定他者否定・自己否定他者肯定の人が演じます。
まず自分がどんな構えなのか
自分がどんなゲームを演じているのかに気づくことから始まります。
人間関係につまずく人たちがこのゲームの罠に気づき、
現状から抜け出すきっかけとなることを願うばかりです。
*「基本的構え」はOK牧場で紹介しています。
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