前世療法U
〜過去を旅する〜







誰もが時を越えて「魂」とともに
長い旅を続けています。
運命の人とはどこの過去世でも出会っています。
ただ、今を生きることに一生懸命で
忘れてしまっているだけなのです。




魂の記憶

二回目のセッションをうけることになりました。
前にみた過去世は、その後の生活の中で、
ピラミッドのようにみえたものは、砂漠の中にある山であったかもしれないと思うようになり、
シルクロードの本などを、見たりしているうちに、
その場面がシルクロードの敦煌あたりであったことや、
「パオ」と呼ばれるテントが近くにあったこと。
市場がそのあたりのバザールのようなものだったことがわかってきました。
自分の衣装や、相手の姿もこの土地のイメージにぴったりでした。
他にも今生と合致することがいくつもあり、
この過去世が今の人生になんらかの影響を与えていることにも気づきました。
先生にその話しをすると、そのどれにも理由があることを説明してくれました。

この過去世では核心の部分をみることは出来ませんでしたが、
その生涯を見渡したことで、だいたいの人生はわかったような気がしました。
もう一度、前にみた過去世に行くか、別の過去世をみに行くか迷いました。
まだまだ知りたいことは色々ありましたが、迷った挙句、別の過去世へ行くことを選びました。


今回も前回と同じように、呼吸法からはいっていきました。
呼吸をしている時は、前回よりも静かに安定した呼吸が出来るようになり、
自分でも調子よく、いい感じだと思いました。
この分なら今回はしっかりと体験できそうだと内心わくわくしていました。
緊張をとるコツも身についてきました。

ところが、先生に安心できる場所を聞かれた時、
今度は「部屋」と迷わず答えたにも関わらず、またもや思考を働かせてしまう状況で
この流れが止まってしまいそうな感じでした。

そして新しい過去世の地面についても、やはり前回と同じように、
なかなか入ることが出来ません。
先生に何度も地面の感触を聞かれる度に少し焦りました。
「堅い」・・・かな、と思った瞬間、焦げ茶色の土の地面が目の前に広がりました。

先生に靴は履いていますか?と聞かれました。
靴を履いていることはすぐにわかりました。
それもどうも大きな靴のようなです。
足は何かで覆われていて、ベルトもしています。
どうやら「男性のようです。」
ひげはありますかと聞かれた時に
剃り残したようなザラザラとした顎を感じました。
手はごっつい感じです。

この過去世では、私は男性のようでした。
周辺を見渡すと周りは焦げ茶色をした土色のごつごつした岩がたくさんあります。
湖と草原が近くにあるような気がしてきました。                     
先生に「そこが世界の中のどこの国かわかりますか」と聞かれました。
「アメリカだと思います。」
「南ですか北ですか?」と先生は続けました。
私はアメリカの地図を想像し、それがカナダに近い上のほうだと思いました。
「北の方だと思います。」
先生は私が答えるたびに「いいですよ。」と相槌をうちながら、すすめていきます。

湖の傍には赤い屋根の二階建ての洋館があるようです。
それは教会のようでした。
私はその建物に向かう途中のような気がしています。
湖は私の前方にあり、その家は右側に見えます。
彼女は黄色っぽい髪で肩までの巻き毛の美人です。
水色のドレスを着ています。

建物の中には優しそうな目をした白髪の紳士がいました。
彼は牧師さんではないかとふと思いました。
先生は「その人は今生の誰ですか」と聞きました。
瞳を覗き込むと、確かに今生の誰か、私が知っている人のような気がします。
「誰だったかな・・・。」
姿や顔は違いますが、感覚でそれが誰かを感じ取れるのです。
それは私の周りに居る誰かに違いないのですが、どうしても思い出せません。
先生は先へすすめていましたが、私は暫くそれが誰なのかとても気になっていました。

二人が出会う前の場面まで行くくように先生に言われましたが、
やはり移動するのは難しく、
「そこへ行く!」と自分に宣言しても、簡単には動けませんでした。

しばらくして、お酒がたくさん並んでいるバーのような光景が浮かびました。
ここでシェイカーを振るのは、もの静かな私の友人のようです。
誰かはやはりわかりません。私はここの客です。
ふと、「ニューオリンズ」という言葉が浮かびました。
先生に「ニューオリンズみたいです・・・。先程のところよりも街で賑やかなところです。」
それから彼女と二人でボートに乗る場面も浮かんできました。
幸せな気持ちが伝わってきました。
でもここでも、その人生の細かい内容までは感じ取ることができませんでした。

そして二人が死を迎える場面に行くように言われました。
どちらが先に死んだか聞かれました。
自分が彼女の死を看取ったことはわかりました。
「彼女が先に死にました。」彼女は60代くらいで死にました。

そして自分が死んで身体から出た場面に行きました。
私の周りには18歳くらいの背の高い男の子と小学生くらいの男の子が二人見えました。
この一番下の子は、今生で最近私の近くに産まれてきた男の子だとすぐわかりました。
「バーバラ・・」、私が死ぬ場面で「バーバラ」という言葉を聞いた気がしました。
「彼女はバーバラという名前です。」
私が死んだのは80歳くらいです。
私はまだその続きを体験しようと一生懸命に神経を集中していました。

先生は更に先へすすめていきます。
「あなたはその人生で何を学びましたか」「何か誓ったことはありますか」
「この人生と今生の人生を見渡してどうですか」

「幸せな人生だったようです。」「この過去世で、私は家族に恵まれて幸せに暮らしました。」
悲しみも不安も何もありませんでした。
「満足した人生だったように思います。」
この時に、一筋だけ涙が出ました。
それは前の過去世で流したツライ、悲しみの涙ではなく、
幸せだった過去世の自分が感じた感謝の涙だったように思います。


そこからずっと高い方に見える眩しい光の方へと向かっていき、
マスターと呼ばれる中間世iの指導者の声を聞くことになりました。
「私はこの人生に何を目的として生まれてきたのか。」
「何か指名があったのか・・・。」
テレパシーのようなものでコンタクトをとりました。

何か伝わってくるものは確かにあるのですが、「誰かを助ける」というイメージがわくだけで、
先生に「何と言っているかわかりますか」と何度も聞かれましたが、
言葉が出てきそうになっては、スーッと消えてしまい、
はっきりとしたものを感じ取ることは出来ませんでした。




このマスターの話を聞きに行く時に、私は少し迷いました。
これは自分が無意識に拒否したのかもしれません。
自分が生まれてくる前に、今生をどう生きるか
自分に課した指名とか、誰と何を約束して生まれてきたのか、
それは自分で考えなければいけない・・・。
「いけない」というより、もうそれを聞かなくても、
自分には少しずつだけど、わかりかけている気がしていました。

このセッションを終えた後、先生と話をしました。
「私にもこんな幸せな人生を生きた過去世があったんですね。」と言うと
「どんなことにもプラスとマイナスがあります。それでバランスをとっているんですよ」と言われました。
先生に「本当にニューオリンズなんでしょうか、今日は地名や名前まで出てきて驚いています。
自分で想像した話なのではないかとも思えてしまいます。」というと
「ニューオリンズはジャズの本場ですね。その辺からまた何かわかってくるといいですね。」
と微笑んでくれました。

その直後にはわからなかったことが時間の経過と共に
理解を深めることがあるということを前回のセッションで知りました。
前世療法は自分への「気づき」を与えてくれます。
シルクロードに続いて、今度はニューオリンズです。
何回もうけるうちに世界中を旅することができるかもしれません。

何か決められない時、自分の方向性を見失った時にまた受けたくなるかもしれません。
でもこれは誰かに決めてもらおうというものではありません。

自分は何を学ぶためにこの人生に生まれてきたのか・・・。
どんな修行をする目的をもって、
ソウルメイトと何を誓って生まれてきたのか・・・・。
自分の魂と細胞の記憶に耳を澄ますのです。
そして答えは自分で探すのです。







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