ストローク
ストロークとは・・・
人が生きていくうえで欠かせない「心の栄養」のことです。
それは何でしょうか。
ストロークとはもともと「なでる」「さする」「かかわる」などの意味がありますが、
「あなたはかけがえのない存在」ということを表現するためのものです。
ストロークは貯金のように心に蓄えられていきます。
そうですね、ハートの貯金とでもいいましょうか。
貯金のたくさんある人は心にも余裕があって幸せです。
貯金のない人は、心が貧しくなってくるのでどんな手段でも得ようとします。

ストロークはプラス(肯定的)とマイナス(否定的)があります。

 肯定的ストロークはもらうととても嬉しいもの・・・・・・ハートの貯金
 否定的ストロークはもらうといやな気持ちになる・・・ストレスの貯金

というところでしょうか。


ストロークの種類

肯定的ストローク
(陽性)
否定的ストローク
(陰性)
言語的 ほめる・慰める・語りかける・励ます・挨拶する 叱る・悪口を言う・
非難する・責める・
皮肉を言う
身体的 なでる・さする・抱擁する・愛撫する・握手する たたく・つねる・蹴る・
殴る・暴力をふるう・
食事を与えない
心理的 微笑む・うなづく・相手の話に耳を傾ける 返事をしない・無視する・
嘲笑う・信頼しない・
拒絶する
条件付ストローク あなたは〜だから好き
(勉強する・いい子)など
あなたは〜だから嫌い
(言うことをきかないから)
など

無条件のストローク
あなたが好き あなたが嫌い



人と人とのつながりにおいてストロークはとても重要な鍵を握っています。
身体や心の健康が維持されたり、癒されたりするためには、
ストロークはなくてはならないものです。
ストロークが不足してくると、愛情、やすらぎ、
信頼感などが得られなくなってきます。
無条件の「あなたが好き」「あなただから好き」のストロークは最高です。
条件付の「〜だから好き」のストロークは躾けにも使うわれますが、
必ずプラスの無条件のストロ-クも必要となります。


マイナスのストロークは虐待の要素があります。
ほとんどの人は知らず知らずのうちに
このマイナスのストロークを受け取ってしまっています。
これが蓄積されていくと「ああ自分はダメな人間だ」「人に愛されるに値しない」などと
自己否定的な考えを持ってしまうことになるのです。
これを愛されるべきはずの親から与えられたらたまりません。
どんな子に育っていくのでしょうか。



”富める者はますます富み、貧しいものはますます貧しくなる”
一般家庭の経済の法則と似ていることからアメリカの精神科医であり、
卓越した交流分析の研究者の一人であるクロード・スタイナー博士は

これを<ストローク経済の法則>と呼んでいます。


  法則
  1.与えるべきストロークがあってもそれを他人に与えてはいけない
  2.欲しいストロークを他人に要求してはならない。
  3.欲しいストロークがきても、受け取ってはならない。
  4.欲しくないストロークがきた時それを拒否してはならない。
  5.自分自身にストロークを与えてはならない。


の法則を打ち破らなければいけないというのが博士の主張です。

日本人は特に「謙遜」ということが好きな民族ということもあり、
どうしても人にほめてもらったりすると気恥ずかしくて「そんなこと・・・」と拒否しがちです。
欲しいストロークは素直に受け取り、欲しいストロークはどんどん要求しても良いのです。
そうすることで自分は愛し、愛される存在であることを認識出来るのです。



まず ほめてもらった時には 
[ありがとう]  の一言から初めてみましょう。


そしてほんの少しの気恥ずかしさを乗り越えて誰かの良い所を見つけたら
勇気を出してほめてみましょう。
誰かに何かをしてもらったら「ありがとう」とニッコリ笑って言ってみましょう。
ちょっとしたことで心が和み、優しい気持ちになって
あなたの心の中にハートの貯金が増えますよ。

あなたがもしお母さん、お父さんだったら、時には子供さんを理由などなく
ギュッと抱きしめてみてあげてください。
言葉はなくても、それだけで充分愛されていることを実感出来、
子供さんの心は満たされていくでしょう。

もちろん愛する人にもストロークをいっぱいあげてください。
もっともっと幸せになれること請け合いです。